「大事だからやってね」って言うのはやめてほしい理由
1. なぜ大事なのかが伝わらない
大事って言われたら何も疑わずにやってしまうのが日本人なのでしょうか...
インド人が毎回メールタイトルに「至急」とつけてくるのでお前ら優先度ちゃんと決めろやと文句を言ったら、えっこのkanjiつけると日本の人が早く仕事してくれるおまじないだって聞きました、何て意味だったんですかとか言い出して、最近インド研修に行った奴を急遽吊るし上げることになった。— 岡沢 秋(maat) (@Aki_Okazawa) 2015年11月18日
大事だと説得するときは、理由をつけて説明しましょう。
例えば
A: 「この書類大事だから今すぐやって」
って言われるのと
B: 「これは君の給与申請で必要な書類で、明日が締め日だから今日中にやってくれないと手続きが遅れて事務方が大変だから今すぐやって」
とでは、大事である理由の伝わり方が違いますよね。
その理由にもよるかもしれませんが、理由がないよりはある方が納得してもらえる可能性は高いです。
どんな場面でも大事な理由が必ずあるはずなので、それを伝えるべきですね。
2. 誰にとって大事なのかが考えられていない
自分にとっては大事でも相手にとっては大事ではないこともあります。
例えば上記の例で言えば、
A: 給与申請に必要な書類がないと振り込みが遅れる => 相手にとって大事
B: 給与申請に必要な書類がないと事務が困る => 相手にとって大事ではない
というように「誰にとって」大事なのかを考えないと、場合によっては相手が「俺には別にかんけーないっす」と思ってしまうわけです。
自分にとって大事でなければ人は動かないので「自分事として認識してもらえる」ように言うべきでしょう、ここらへんは言い方や頼み方の問題である気がします。
例えば上記の例で言えば、
A: 給与申請に必要な書類がないと振り込みが遅れる => 相手にとって大事
B: 給与申請に必要な書類がないと事務が困る => 相手にとって大事ではない
というように「誰にとって」大事なのかを考えないと、場合によっては相手が「俺には別にかんけーないっす」と思ってしまうわけです。
自分にとって大事でなければ人は動かないので「自分事として認識してもらえる」ように言うべきでしょう、ここらへんは言い方や頼み方の問題である気がします。
3. 大事という単語そのものが曖昧
そもそも「大事」っていう単語の意味が曖昧なのかも。
- 頑張る
- 大丈夫
- 手配する
とかもそうですが、曖昧だからこそ都合良く使ってしまうんですよね。
言ったことを相手に正しく伝えたいなら、あまりこういう言葉を使わないのが良いでしょう。
- 「やらないとチームのみんなが困る」
- 「来てくれないと仕事が進まない」
- 「君の力が必要だ」
など、もっと「大事」の具体的なイメージを持たせられる言葉を使ったらいいんじゃないかなぁ。
大事を理由に使うときには
- 誰にとって
- なぜ・どのように
- できれば違う単語を使って
伝えるべきですね。
「大事」という言葉を特効薬のように使いまわしても期待した効果は得られないよ。
「大事」という言葉を特効薬のように使いまわしても期待した効果は得られないよ。