Code and Passion Take Me Anywhere

テキストを複数コピーして好きなタイミングでそれらをペーストできることを知らない人が多すぎる

time 2018/06/06

テキストを複数コピーして好きなタイミングでそれらをペーストできることを知らない人が多すぎる

クリップボード拡張なしでコピペしようとするとウィンドウの往復とフォーカス切り替えが連続で発生する

sponsored link

コピーペーストでウィンドウを往復するのはやめよう

他人と一緒にスクリーンをシェアしながら作業すると、いつも新しい発見がある。
いわばペアプログラミングと同じで、知らないやり方を覚えたり逆に教えたりできる絶好の機会だ。
自分も今までプログラミングもそれ以外も含めて様々な人とスクリーンシェアリングをやってきた。

その中で自分がずっと気になっていることの一つが、未だに多くの人がクリップボードを素のままで利用しているという点である。
素のままとは、1度コピーしたテキストを1つしか記憶しておくことができないということ。

例えばWeb上のとあるフォームに情報(例えば名前と住所と電話番号とか)を入力することを考える。
そして入力に必要な情報は事前にテキストで与えられているとする。
このとき多くの人は以下のような作業を入力欄の数だけ繰り返している。

  • 1-1 郵便番号をテキストからコピー
  • 1-2 ブラウザに切り替え
  • 1-3 郵便番号をフォームへ貼り付け
  • 1-4 テキストエディタに戻る
  • 2-1 住所をテキストから住所をコピー
  • 2-2 ブラウザに切り替え
  • 2-3 住所をフォームへ貼り付け
  • 2-4 テキストエディタに戻る

  • n-1 項目Nをテキストからコピー
  • n-2 ブラウザに切り替え
  • n-3 項目Nをフォームへ貼り付け
  • n-4 テキストエディタに戻る

雑に図にするとこんな感じ

標準のクリップボードではウィンドウを往復する必要がある

しかし、この中で無駄な作業が発生していることに多くの人が気づいていない。
なぜなら、まずウィンドウ切り替えはそれだけでキーボードからマウスへと手を持ち替えないといけないので手や腕が疲れる。
仮にCmd+Tabのようなショートカットキーを知っていたとしても、フォーカスが変わるので結局マウスで次の入力欄をクリックしないといけない。
貼り付け位置や内容を間違えたらもう一度コピペをやり直す必要もあるし、場合によっては数回前にコピーした内容を再度貼り付けたいこともあるがそれを再度テキストから探さないといけない。

要するに、MacやWindowsの標準機能では、過去のコピペの履歴を使い回すことはできないためこうしたウィンドウ移動をせざるを得ないのだ。
この「過去のコピペの履歴」を保存しあとでまとめて利用できれば上記の作業がかなり単純化される。
つまり

  • 郵便番号をテキストからコピー
  • 続けて住所をテキストから住所をコピー
  • 続けて項目Nをテキストから住所をコピー
  • ブラウザに切り替え
  • 郵便番号をフォームへ貼り付け
  • (Tab移動して) 住所をフォームへ貼り付け
  • 項目Nをフォームへ貼り付け

 

とすれば、ウィンドウの切り替えが1度で済むほか、貼り付けも項目切り替えはTabキーでできるのでキーボードから手を離す必要がない。
さらに同じ項目を別の場所に貼り付けようとしたとも、履歴から再利用できるので再度テキストへ戻る手間もない。

クリップボード拡張なら往復は一度だけで済む

クリップボード拡張アプリを使おう

2018年にもなってなぜかMacもWindowsもiOSもAndroidも、標準でこのコピペ履歴の保存を標準では用意してくれていない。
なのでちゃんと問題意識を持たないと「コピペは一度に1項目しかできないもの」と人は思い込んでしまう。

そこで、クリップボード拡張アプリを使えば過去にコピペした項目を履歴として保存し、再度使い回せるようになる。
ここでは自分が使っているアプリしか紹介できないが、以下に代表的なものを上げてみる。

Mac

履歴を保存するだけならClippyが最もシンプルだろう。
日本人が作っているということもありとても使いやすいと思う。
このアプリはダウンロードして開くだけで使えるようになり、設定画面をいじらなくてもすぐに使えるのが良い。
また定型文の登録もできるので、よく使う住所やメールのテンプレ等のテキストも保存しておくと良いだろう。
呼び出しは標準だとCmd + Shift + V でできるが、こちらは設定で変更可能
ただ高度なテキスト(今の時間を整形して入れるなど)はできない。

クリップボード拡張を使ってコピペするとまとめてコピーしペーストのタイミングも自由なので操作量もミスも少なくなる

そこで自分は今Alfredというアプリに切り替えている。
上のGIFではAlfredのクリップボード履歴からテキストを呼び出している。
MacにはSpotlight(Cmd+Space)で起動するアプリランチャーが標準でついているが、Alfredはそれをより便利にするアプリ。
その機能の中にクリップボード拡張があり、過去の履歴を指定した期間内は全て保存させることができる
また定型文の中に指定したフォーマットの日時や直前にコピーしたテキストを入れて貼付けできるといった高度な設定があるので、設定に自身がある方はこちらを試してほしい。

Windows

数年前Cliborというアプリを使っていたが、こちらは上記のClipperと同じコピペ履歴保存に特化したシンプルなアプリ。
インストールするだけですぐに使え設定しなくてもそれなりに使えた記憶がある。

ただ上記と同様の理由で、自分は長い間ArtTipsというアプリも使っていた、
ArtTipsはWindowsの右クリック(コンテキスト)メニューを拡張するアプリで、右クリックから過去の履歴を見て好きなテキストを再利用し貼付けできるアプリだ。
こちらも高度な分設定が複雑で、しかも設定画面がかなり分かりづらい。
慣れるとなんともないがひとまずはCliborを使い、飽きたり不便と感じるようになったらArtTipsという流れをおすすめする。

Android

今の所「Android クリップボード 拡張」というキーワードで調べると、このaNdClipというアプリがトップに出てくる。
基本的な使い心地は良く、設定で端末起動時に自動でアプリが起動するようにもできる。
ただデザインが少々古いのと、通知バーから一度アプリに飛んでコピーしないといけない。

そこで最近は切り取り箱というアプリに切り替えてみた。
こちらはマテリアルデザインで最近のUIに慣れていると使いやすさが高い。
また通知のプルダウンから直接テキストをコピペできるので少しだけタップ数を節約できる。

iOS

現在のところClip & Pasteというアプリで落ち着いている。
iPhoneのSpotlightに出るので通知からのクリップがやりやすい。
まだiOSはあまりこの手のアプリを試していないのでもう少しいろいろ試してみたい。

よく使うテキストは定型文にして使い回そう

Alfredで定型文を使うとクリップボードの中身を使ってよくあるテキストを簡単に貼り付けできる

この前にも述べたが、自分の名前や会社の住所、さらには「了解です、よろしくおねがいします」といったよく使う文章は、これから何度も使うことがわかっているのでそのたびにコピペや手打ちするのは無駄でしかない。
手打ちは結局一定の割合でミスをするので、重要なテキストであればなおさら定型文に頼ったほうが良い。
なのでクリップボード拡張の定型文に登録しておこう。

自分はAlfredのSnippetsに大量の定型文を保存しCmd + Shift + Mで呼び出している。
Alfredでは現在のクリップボードの内容や今の日時と合わせた定型文を出力できるので、上記のような特定のフォーマットで入れるテキストも簡単に入れられる。
どこまで入れるかは個人情報に対する感度次第ではあるが、住所や電話番号はこれのおかげでかなりの入力時間を節約できたと思っている。

パスワードは管理ソフトに記憶させてオートフィルを使おう

さらにパスワードもアプリに記憶させる
自分はLastpassというサービスを使って、パスワードを管理したりオートフィルで自動入力をさせている。
この手のサービスには1PasswordやMac標準のKeychainなどもある。
もちろんパスワードを管理するソフトなので安全性を高めるためのマスターパスワードや指紋認証といった設定はしっかりやっておく必要があるが、自分はこれが手放せなくなっている。

まずは簡単なクリップボード拡張アプリから始めよう

「クリップボードに1つしか値を記憶できない」という思い込みをまず捨てよう。
そしてまずは簡単なクリップボード拡張アプリを入れてみてアプリやウィンドウの切り替えを減らしてみる。
これだけでも十分今までの非効率さが認識できるはずだし、入力ミスも減るはずだ。

sponsored link

このブログを書いている人

imaizume

imaizume

最近はSwiftでやっていき。 [詳細]



sponsored link

UA-44092231-5