Adobe Premiere Rushのズームインショートカットキーが効かない問題
最近Adobe Premiere Rushを使い始めたのだが、なぜかズームインのショートカットキーだけ効かなくて困った。 ズームイン・アウトはどちらも動画編集時にかなりよく使う操作で、なぜかズームアウトのショートカット "-" は効くというよくわからない状態。
全く見当がつかず手当り次第に調べていたら、Premiere Proのフォーラムではあるがこんな投稿を見つけた。
どうやら回答にもあるように、Premiere ProのキーボードショートカットはUS(101)キーボードの設定がベースになっているらしく、それが原因でうまく動いていないようだ。 入力文字としての正しさだけを検知しているのではなく、ハードウェアレベルでのキーの種別まで見ているということなのか?
現在の作業環境は
- macOS Catalina
- Macbook Pro 13'' 2017 US配列キーボード
- ↑をクラムシェルモードにして RealForce 108(日本語)キーボード + 外部モニターで操作
という感じ。
東プレ REALFORCE SA R2 テンキーレス 静音/APC機能付き 日本語 静電容量無接点方式 USB 荷重30g 昇華印刷(墨) かな表記なし ブラック R2TLSA-JP3-BK
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: Personal Computers
RealForceは静音モデル、これの少し古いバージョンのやつ。
なので、どうも「本体側がUS配列」で「外部接続で日本語配列」のキーボードを使っているのが悪いと見えた。
また上記にはキーボードショートカットを設定で変更することで回避したとあるが、残念ながら私の知る限りではRushの場合は設定を変えることはできない。
解決方法は "Ctrl + ^"
ではどうしたかというと、いろいろ試した結果 "Ctrl + ^" で代用できた。 "^" は101(英語)キーボードの "+" があるところのキーだが、なぜかここに "Ctrl" を足すことでズームインもできるようだった。 1ストロークではないものの、GUI上でメニューをクリックするのに比べたら圧倒的に楽なので助かった。
ただし「ズームしてフィットさせる」のショートカット "\" はどうやってもだめだった。 今のところ使用頻度は少ないので諦めているが、これのためだけにPremierer Proへ乗り換えるのはあまりに高いので、早く直ってほしい限りである。
p.s.
自宅で3年近く使っているモニター。 お手頃サイズで足周りもスッキリしていて気に入っています。 最近縦線が入ってしまいましたが、無料保証期間内だったので送ってみたら1ヶ月ほどで修理して返ってきました。 さすがはEIZO。
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Android使いのiOSエンジニアになった経緯とまだiPhoneに乗り換えていない理由
はじめに
タイトルの内容について、新しく入った会社や会った人によく聞かれるので一つの投稿にしてみました。 個人用の名刺にも入れてもらったし、ブログの説明にも入れてみました。 読んで得られるものがあるかはわからないです。
Android使いのiOSエンジニアになった経緯
結論から言うと「元々はAndroidを5年近く使っていて」「入社したチームでiOSエンジニアが必要とされていたから」です。
新卒入社前
最初から書くと、自分は大学2年になるちょっと前くらい(2011年頭?)からAndroidスマホを使っています。 当時はスマホ向けにAndroid 2.3(GingerBread)が全盛期、またタブレット向けに3.0(Honeycomb)が出てきたばかりの頃でした。 なおPCは小学生から就職まで通算20年近くWindowsを使っていました。
当時はまだスマホユーザーがほとんどおらず、自分もAndroidはもちろんiPhoneという単語を知りませんでした。 (iPodくらいは知ってた) そんな早くからガラケーから乗り換えたのは、キャリア料金節約のためauからイー・モバイル(今のYmobile)への切り替えを「親から」提案されたからです。 (うちの親は節約が得意)
今こそMVNOの選択肢が増え大手キャリアから乗り換える方は多いですが、9年前にそれに気づいていた人はそうそういないのではと思っています。 なので、自分が好きで乗り換えというよりも親の言うことを聞いていたらAndroidユーザーになっていたという感じです。
そこで初めてAndroidを触れたのですが、正直インターネットやWiFiにつながるだけですごいと思っていましたし、家族もAndroidユーザーだったので特にiPhoneの方が良いと思ったことはありませんでした。 大学4年になる頃にはiPhone 5sを見かけるようになりましたが、機能としてはAndroidで十分だったのと、Apple製品の圧倒的な価格にはとても手が出なかった(これは今もそう)ので全く関心なし。 そのためiPhone自体、大学院で行ったインターンまで触れたことすらありませんでした、本当です。
インターンでは、両モバイルアプリとサーバーサイドをマルチに開発するスタイルだったためiOS開発もやることになり、ここで初めて検証端末でiPhoneを触った気がします。 でもiPhoneの触り心地はもちろん、Objective-Cを書いたこともほとんど覚えていません。 ちょうどAuto Layoutの発表があった後で、チーム全体でその対応に追われていた記憶がありますが、まだiPhoneに対する知識が浅かった自分は、Auto Layoutという概念の登場に対する重要性をそこまで理解できていなかったかもしれません。
新卒入社後
院を出る3月にAppleの学割が切れるからと、Macbook Pro 13"を駆け込み購入しました。 人生初のApple製品の購入でした。 しかし入社後に配属が決まるまでは、まだ自分がiOSエンジニアになるとは1mmも思っていませんでした。
入社後に1.5ヶ月ほど研修があり、その後の配属面談で「iOSエンジニアのポジションが不足しているので担当してほしい」と言われました。 自分は当時RailsやJavaScriptなどのWebのフロントエンドを得意としていましたが、技術に関して特にこだわりがあるタイプではなかったのでやってみることに。 日本はiOSのユーザー比率が高いと言われていますが、実際自分が関わったプロダクトでも同様の傾向があり、施策の注力の対象がiOSであることが背景にあるのは間違いありませんでした。
また、自分以外の周囲のiOS技術者も、特に若手であるほどほぼ全員自分と同じWeb技術からの転向者でした。 これはネイティブアプリ、特にiOSについては開発環境としてmacとiPhoneを購入しなければならないため、学生や未経験者が手軽に手を出せるものではないからだと言われています。
自分が最近初学者向けの勉強会を開こうとしたときも、サーバーサイドやLinux周りだと需要があるのですがネイティブアプリはあまり需要がないことを知りました。 この辺はCloud 9のようなWeb IDEが出てくると良いのかなとも思っています。 実はすでにMacinCloudというクラウドでmacOSを使えるソリューションはあるのですが、界隈でもあまり聞かないので普及させていかねばという気持ちになったりしてます。 あとはiPadのPlaygroundアプリも良いなと思っています。
話がそれましたが、結果として幸いメンターやチームメンバーに恵まれたこともありiOS開発を今日まで楽しく続けることができました。 ただ、長い間Androidを触っていたため私用端末をなかなかiPhoneに切り替えるモチベーションが湧かず、入社後もしばらくはiPhoneを持っていませんでした。 社用携帯でiPhone SEを支給されていた時期もありましたが転籍や転職でそれもなくなり、さすがにデバッグ用にほしいからと中古の6s端末(SIMなしストレージ16GB)を買ったのが2年前。 移行の面倒くささと長年のAndroid慣れによって完全移行のモチベーションは今なお低い状態です。
もっとも、2020年こそiPhone SE2が出るという噂が本当(かつできればTouch ID復活する)なら、初の新品iPhone購入が実現するかもしれません。 Androidがすでに大きいので6インチ以下なら買いかなぁと、あと最近は一定量まで無料のSIMカードというのもあるみたいなのでそれを挿してもいいかなと。
まだiPhoneに乗り換えていない理由
それでもまだAndroidを使い続けるのはなぜか、改めて考えてみました。 デメリットに関しては知っている人が多そうなので省略します。
Androidにしかない機能
OSレベルでAndroidにしかない機能は実は多くあり、個人的な好みもですがどれも気に入っています。
- 一部のアプリをバブルで画面の上にオーバーレイで出す (Facebook MessengerやAZRecorederなど)
- iPhoneでは実質廃止されたTouch IDがAndroidではFace ID的なものと合わせて健在 (Touch ID割と便利なんだけどなぁ)
- ウィンドウ分割 (iPadでは最近導入された)
- ホーム画面に必ずしもアプリを置かなくて良い&ホームアイコンの配置が自由 (前者は好みだから良いとして後者は未だにできないのが謎)
- ウィジェット (TODOリストやメモ、時刻表などでよく使う)
- ドロワーUI (基本的には下タブの方が便利だがたまにほしい時がある)
- 通知領域のカスタマイズ (iPhoneのコントロールセンターはカスタマイズ不可)
- 通知のアイコンボタン長押しで設定に飛ぶ (コントロールセンターでWiFiやBluetoothを長押ししても設定には飛ばない)
などなど。
Androidにしかないアプリ・有料で買ったアプリを捨てられない
約10年使っていると、過去に様々なアプリを購入していたりエコシステムにロックインされた状態に陥っています。 自分はGoogleに完全に依存した身体になってしまったため、Google OneによるバックアップやPlay Music等の支払いなどの一元管理といったエコシステムに完全に乗っかってしまいました。
またAndroidにしかないアプリもいくつか入れていて、操作を自動化してくれるTaskerやSleep、Smart Toolsなどは有料で購入したものでもあるのでなかなか捨てられずにいます。
あとはGoogle FitがApple Watchに対応したのもつい最近だと先日知りました。 iOSにもあるアプリでも、支払い方法の変更や移行の手間があるためやりたくないなぁというのが正直なところです。(ゲームなど、アプリによってはアイテムが引き継がれないこともあったりするので)
自社アプリのデバッグ・ドッグフード要員
これは自分だけかもですが、現職でも前職でも感じたのは、Androidを積極的に触ってドッグフーディングしているエンジニアやプランナーが少ないということです。 特に東京でテクノロジーに明るい業界ほど、iPhoneやmacのユーザーは全国平均よりも高いのではないかと思います。 ざっと周りを見渡した感じもそうですし、よく「Androidエンジニアで私用端末がiPhone」という人を見たことがありますが、その逆は私以外まだ見たことがありません。
そのため、自社アプリのAndroidが少ないからこその貴重なフィードバック要員になること多いと自分は思っています。 仮に日々の業務で検証していたとしても、やはり日常的に使っていないと気づかないことも多いと思います(他社アプリとの比較や使い心地など)。 自分も最近まではiPhoneをあまり私用で使っていなかったのですが、AirPods Pro購入を機に私用として使う機会を意図的に増やしています。
また自分は毎年最新のハイエンドAndroidマシンを購入しており、そのたびにOSも最新に追従しています。 そのため、なかなか来ないOTAアップデートを待たずに動作をチェックできるというのは大きいなメリットかなと勝手に思っています。 もちろんiOSとAndroidのユーザー比率や開発の優先度などサービス固有の事情によるところもありますが、開発者としていち早くキャッチアップして問題に気づけるということは大切です。
バックボタンが好き
Androidのナビゲーションボタン全体好きですが、特に自分はバックボタンが好きです。 たとえ Googleがバックボタンを辞めると言ってもです(笑) (今使っているOneplus 7 Proは公式からフォークされたOSが載っていてまだバックボタンがある)
たぶんですが、
- iPhoneのバックボタンはナビゲーションバーにあるので指が届きにくいという物理的制約
- テキスト入力の時に入力をやめてキーボードを隠したり、開いたドロワーを閉じたりする機能が直感的であると感じる点
- どの画面にいてもシステムワイドに前に戻る(あるいはそれに準ずる動作)ができるという心理的な安心感
があるのが大きいのかなと。 もちろんこれも慣れの問題かもですが、やはり10年の生活習慣というのは染み付いてなかなか取れないものなのです。
変わり種なデバイスがガジェットマニアの心をくすぐる
AndroidとiPhoneの決定的な違いといえば、デバイスのバラエティでしょう。 古今東西様々なデバイスが売られていますが、最近はSamsungのGalaxy Foldのような折りたたみ式端末や両面がディスプレイなNubia Xなどの変わり種が発売されています。
Oneplusを例にすると、7 Proにはノッチがなく、表面にはフロンカメラがないように見えます。 実はOneplus 6にはiPhone Xのようなノッチがありました。
そこで7 Proはどうなったかというと、なんとポップアップカメラ(写ルンですのフラッシュ的なやつ)に変わったのです!
これはソフトウェアで制御されていて、使うタイミングで自動で出てくる仕様。 当然折りたたみ液晶もそうですが、こうした特徴はハードウェア的に壊れやすい弱点ともなるので扱いには注意が必要です。 (上を押さえつけたりしたら壊れそう) (フロントカメラに限って言えば、物理的に映らなくなるのでハッキングされて裏でカメラをONにされていたとしても被害を免れるのでは!?とも思ったり。) 正直自撮りをたくさんする人にはオススメできません。
それでもガジェットマニアにとっては、こういうところが面白くてついAndroidを買ってしまうというのはあるあるなのではないでしょうか。
ハイエンドマシンではiPhoneよりもAndroidの方が高コスパなケースも
実はハイエンドマシンのスペックに対するコスパでは iPhoneよりもAndroidの方が良いという見方もあるようです。 自分もPUBGやReal Racingなどのシミュレーション系ゲームを最高の設定でやりたくてハイエンドマシンを買っていたりします。 たとえば自分が今使っているOneplus 7 ProとiPhone Xs Maxを比較した動画がありますが、こちらを見るとどの操作もかなり互角でスムーズです。
OnePlus 7 Pro vs iPhone XS Max Speed Test
一方この投稿を書いた時点では、価格はSIMフリーモデルをExpansysで見た場合にOneplus 7 Proが約78,000円、iPhone Xs Maxが約110,000円でした。 雑な比較ですしAppleの買い替えプログラムやOneplusのハイエンド化などを考慮したらどうなるかはわかりませんが、額面だけ見た場合はやっぱりAndroidのコスパは良いのかなと思っています。
あとはカメラについても以前はiPhoneの方が優位でしたが、最近は自分が写真を撮るとiPhoneユーザーからもすごくきれいと言われることが増えた気がします。 デュアルカメラも当たり前になってきましたし、ハードウェアモジュールレベルではもう差がでないのではないでしょうか。
その他
なおAndoroidの中でもここ数年ずっとOneplusを買っているのは、メーカー独自のプリインストールアプリがほぼないという点が挙げられます。 起動直後にホーム画面にあるのは天気とOneplusのコミュニティアプリくらいで、この点は他と比べてダントツに良いです。 この点を満たすのはAndroidでは他にGoogle純正のNexus / Pixelくらいではないでしょうか。
おまけ: 今まで使ってきたAndroidスマホ一覧
ということで特にオチはないので、最後に自分が使ってきたAndroidスマホを羅列します。 ()内は使い始めた時期です。
S31HT: HTC Aria (2011/03)
GT-P6800: Samsung Galaxy Tab 7.7 (2012/06)
- 懐かしのHoneycomb搭載のタブレット端末
- 大画面で大学の講義のノートが取りやすかった
- 通話もカメラ撮影もやってた思うけど今考えると光景がシュール
ASUS Nexus 7 2013 (2014/08)
- 研究室にあったものを実験という名目で拝借して使ってた記憶
- Galaxy Tabの排熱やクラッシュがだんだんひどくなったのでテザリング元にしてた
- よく見るとタブレットをタブレットでテザリングしているという事実
LG Nexus 5X (2015/10)
- ようやく私用の端末を手に入れてスマホに戻る
- しばらくカメラに不具合があってシャッターを切れないor切るのが異常に遅くていい写真が少ない
- 指紋認証便利だと思う一方でUSB-Cの普及率がほぼ0でケーブル高い!!と思った
Xiaomi Mi5 (2017/04)
- 入社式の日にNexus 5Xが旅立ってしまい新生活早々非常に困ったことになったので急遽購入
- 3万円以下でNexus 5X並の性能があって非常にコスパが良かったと記憶
- カメラ性能があまり良くなくてそこだけは社用のiPhone SEに浮気していた
Oneplus 5 (2017/09)
- Mi 5は半年も経たずに画面タッチが効かなくなりまたしても購入
- 初めてのハイエンドマシンとして購入し現在も親が使っている
- スペックの他に急速充電が非常に早いことに感動した
Oneplus 6T (2018/07)
- Oneplusの満足度が高く1年毎に買い換える決意をした
- サイズと重量が増したもののタブレット自体に比べれば全然余裕
- 初めてのノッチ付き端末は通知領域が減って正直あまり良い印象はなかった
Oneplus 7 Pro (2019/06)
OnePlus 7 Pro GM1910 Dual SIM 256GB+8GB RAM (Nebula Blue/星雲ブルー) SIMフリー 6.67インチ ワープチャージ [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: OnePlus
- メディア: エレクトロニクス
- ポップアップカメラと液晶上での指紋認証、湾曲ディスプレイという驚きのハイエンド変わり種マシン
- 横長の写真サイズが16:9から19:9に変わって横長すぎだろ!!って思った
- RAMが12GBというモンスターモデルもあるらしいが前回が8GBで十分だったのでコスパを考えてやめた
まとめ
- 約10年前に成り行きでAndroidを使うようになり生粋のAndroiderになった
- 入社時に成り行きでiOSエンジニアになって今日に至る
- iPhoneに乗り換えも検討しているが移行が面倒なのと好きなところがあるので乗り換えていない
結論: 「成り行き」
最後にHTC AriaとOneplus 7 Proで撮った二郎の写真でも並べておきますね。
COMPを2年飲んで得られた個人的な知見まとめ
COMPを飲み始めて2年が経った
2年前、自分は完全栄養食品COMPを飲む生活を始めました。 1年程定期購入を続けていた時期があり、毎日飲んでいた期間もそこそこ長かったです。 いろいろあって昨年末に定期購入はやめたもののまだ在庫が残っており、現在もちまちまと消費しています。
とはいえコアのユーザーではなくなったものの、ここまでしっかりとCOMPを飲む生活をしていた経験はレアだと思うし、得られた知見は多かったと思います。 これまでまとめるタイミングがなくずっと下書きになっていたので、今回ちゃんと公開してみました。
完全栄養食品COMPについて
概要
COMPは完全栄養食品と呼ばれる食品で、これを飲むだけで人間が1日に必要とする栄養素の全てを摂取することができるとされています。 つまり これさえ飲んでいれば食事はしなくてもOKということ。
形状と味
以下の3つの形状があり、自分は粉末タイプを購入していました。
- 粉末
- 液体
- グミ
粉末は1袋422kcalで、大抵の場合は任意の飲料と一緒に入れて混ぜて飲みます。 自分は主に低脂肪乳にNatural Healthyを混ぜて飲んでいました。 (小分けの袋以外にプロテインのような大袋タイプもある)
このカロリーであれば、本来なら成人男性は一日5袋分くらいは飲まないといけないことになります。 ただ自分は座り仕事なのでそこまで栄養を消費しないことが分かり、過剰摂取しないよう自分は1日最大3袋を目安にしてました。
割る飲料については糖分過多には気をつけつつ、たまにはコーヒー牛乳や飲むヨーグルト等で味変するのもありだと思います。 あと人によっては水とか紅茶でいけるという意見も聞いたことはあるものの、自分は好みではなくあまりオススメしません。
すぐに飽きが来るかと思っていたので、1年は意外と長く続いたのではないかと思います。 また毎食をCOMPにする必要はなく、自分は朝昼をCOMPにして夜を通常の食事にすることが多かったです。 普通の食事もしたいときはあるし飲み会の予定もあったりはするので、そこは適宜調整して飲んでました。
価格
過去のレシートを見ところ12袋 x 4箱入 = 96袋が16150円(10%増税前)だったので、1袋あたりだと330円ぐらい。 2ヶ月に一度の定期購入だったので、割引が入ってこの値段。 これに加えて混ぜる飲料の値段を加味すると1袋あたりで400円前後でしょうか。 当時の職場の近くでは500円くらいの弁当が売られていましたが、栄養価が偏った500円の弁当と比べたらコスパとしてはまぁ悪くないと思います。
初回お試しセットがあり500円で3袋 + 500mlシェーカーが付属するので、とりあえず始めるという方にはかなりお買い得。 自分もそれではまって、気づけば翌月にはまとめ買いを初めていい感じに消費していきました。
COMP購入の動機
今でもたまに聞かれる「なんでそんなもの飲んでたの!?」という質問。 もちろんCOMPを飲み続けるそれなりの事情がありました。
時間節約
あるあるな話だが、自分が当時所属したチームも非常に忙しく昼を食べに行く時間的な余裕もないときが多かったのです。 もちろんコンビニや弁当屋は近くにある、けれどそこに行って並ぶのも億劫なときもありました。 また外に出て「今日はどこで食べよう...」などと悩む時間がもったいないという理由も。
そんなとき、袋を開けて混ぜるだけで食事が成立するCOMPはとてもありがたかったのです。 またCOMPを飲み慣れてくると生活習慣化されてきて、混ぜる飲み物を通勤時に買っていったり、家で事前に混ぜて持っていく等したおかげで効率化がさらに進みました。 ランチの店選びも自分は悩みやすいタイプなので、そこがなくなるもの良かったかなと。 (ちなみに自分は似たようなハックとしてH&Mやユニクロで特定パターンの服を数セット買ってコーディネートに悩まないようにしています)
血糖値制御
自分は血糖値上昇が起こりやすい体質らしく、それも購入の動機でした。 血糖値は炭水化物摂取によって上がり、たいていはそれで激しい眠気に襲われるというもの。 大学生の頃は昼飯後に眠くなるのを避けるため、意図的に昼ごはんを食べなかったこともあるほど。 また血糖値の上下が激しいと血管を傷つけて健康的にも良くないことが知られていて、何も食べないと低血糖の症状(震えやしびれなど)が出てこれはこれで良くないそう。
この血糖値の上下を抑えつつ胃袋を満たす最善の方法は、コンスタントに満腹感を維持すること、つまりは少しずつ何かを口にして長時間をかけて食事することだと知りました。 でも少しずつ食べるという方法は、普通の食事はもちろん弁当であっても匂いや冷めて美味しくなくなるという問題で実践が難しい。
そこでCOMPなら、長時間少しずつ飲み進めることが可能だし、実際COMPを少しずつ飲んで小腹がすくことはあっても眠くなることは全く無かったのです。 おかげで日中の時間に眠気によるパフォーマンス低下は劇的に改善されました。
他の人とランチに行きたくない時がある
失礼を承知で言うと、誰かとランチに行きたくないという気分の日というのもあったりします。 そういうときは人に気を使いたくなかったりあまり喋りたくないと思っていたり、あるいは貴重な休み時間を食事以外のこと(趣味とか)に使いたいと思うこともよくあったりします。 もちろん一人で食べに行くのでも良いのですが、外に行くとなると前述の店選びで悩む問題が発生してしまいます。
そこで一人で過ごしたいときは「今日はお昼のCOMP飲んだので...」と言えば拒否できるし、もし行きたくなったら会社の冷蔵庫に閉まっておいて夜にでも飲み直せば良いわけです。 また自席で何かをしながら休憩したい場合でも、弁当と違って匂いが出ないので周囲に迷惑をかけないし、省スペースでデスクでの作業効率も落ちないのも良かったです。
家で食事作るのが面倒
自分は今も外食が多いのですが、その理由の一つに食器洗うの面倒というのがあります。 また買った食材が使いきれずに腐らせたくないというのもあります。
COMPは乾燥粉末なので1年以上余裕で常温保存できるというのはありがたいです。 今も1年前に買ったCOMPを消費していますが、味には一切変化がありません。
他の使用者の感想
自分以外にも同じ職場で何人か利用者がいたのでその人達の感想も載せておくと
- グミを購入して食べていた同僚は、奥さんから「グミを食べると臭う」と言われた。粉末や液体とは違って独特の匂いを発しやすいのか、あるいはにんにくのように息に残りやすいのかはわからない。
- 別の同僚が、夏に奥さんの食欲が落ちるため冷たい液状の栄養食がほしいと言っていたので数袋プレゼントしたところ喜ばれたようだった。自分と同じく牛乳に溶かしたらしいのだが、曰く「コーンフレークを食べたあとの残りのミルク」のような味だとのこと。そういう表現もあるのかと感心した。
- 他チームのエンジニアが液体版を買って昼に飲んでいたので感想を聞いてみたら、混ぜてシェイクする手間がないのが良いと好評だった。自分のように混ぜる液体により味を選ばないのと値段を妥協できれば選択肢としてはありだと思う。
COMPの継続使用によるメリデメ
メリット
モチベーションとかぶるところがありますがが、自分が感じたメリットはこんな漢字です。
- 自由時間をより自由に使える
- 離席せず継続して作業できるのでコンテキストスイッチが減る
- COMPを作って飲む過程をさらに効率化して時間を確保できる
- 普段の食事(非COMP)がより美味しく感じられる
- 好きなタイミングと感覚で好きな量を食べられる
- 食事後に眠たくなくなる
- ゴミがあまりでない
- 摂取した栄養計算と制限が楽にできる
- 朝ごはんをとりあえずCOMPで食べるようになる
やはり時間と眠気ににまつわるメリットが個人的には特に大きかったです。 また良いリズムでコード書けている時に、中断してランチで出る必要がないという点もプログラマー視点では大きなメリットかもしれません。
デメリット
一方デメリットがあるとすればこんな感じ。
- 噛む力が弱まる → ガムを噛んで対処
- たまに固形物を食べないと胃腸の調子が悪くなる → 1日完全にCOMPな日は多くはなかったのでたまに起きる程度だった
- 割るための牛乳やスムージーも含めると1食あたりの食費はあまり抑えられていない可能性 → 時間効率と栄養価を考慮したらお買い得ではあると思う
- いろんな人から質問 OR 心配の声を掛けられる → 気づいたら「COMPの人」みたいな感じで認知されているようだった
- まとめ買いはそこそこスペースを取るし重いので保管場所の確保が必要 → 自分は会社のデスク横に置いてOKなので問題なし
- (人によっては)腹持ちが悪い → コンスタントに少しずつ飲むことで長持ちした感じがあるが個人差はある
- 粉が手につくとちょっとベトベトする → そういうのが気になるタイプなので気持ちの問題かも
顎の力を維持するためのガムも甘いのばかりだと糖分多めで良くないし、ブラックガムもカフェインの過剰摂取にならないように気をつけなくてはいけないので、そういうときはキシリトール系が良い(?)そうです。
あとは地味に同僚や知り合いから心配されることが増えたのですが、健康な状態で出社している姿を見せていればそのうち納得してくれて、逆に興味を持ってもらえるでしょう(笑)
腹持ち悪い問題は、同じチームの方にお試しでCOMPを飲んでみてもらった所聞かれた感想だったので、消化のスピードとか胃袋の大きさなどで個人差が出るのかもしれません。
粉が手に付く問題は、COMPバージョンが3系の時は粉の粒度が荒かったのですが、4.0になってから小麦粉くらいの粒度になって粉が舞いやすくなってしまったのも原因かもしれません。
結局なんでやめたのか
最後に、ここまで書いておきながらなぜCOMPを飲むのを辞めたのかということについて話すと、その理由は複数あります。 (正確には定期購入をやめただけでまだ家には在庫があるので、時間がない時の朝ごはん代わりには大変重宝しています。)
実はCOMPの定期購入から1年ほどして、いくつかの環境変化がありました。
- オフィスが移転しランチ開拓が楽しみになった
- チーム体制が変わって激務ではなくなり時間に余裕ができた
それまでは時間に追われていたのが、余裕が出て昼を食べても大丈夫だという安心感のようなものが生まれたのでした。 本来あるべき人間の姿というのかはわかりませんが、良い環境で心身ともに健康を取り戻したという点では評価すべきところではあります。
またこれと同時に
- 食べ方の工夫などで血糖値制御ができるようになった
- 炭水化物を減らすには自分で食べるものを選んだ方が良い
- シェーカーを洗うのが面倒になった
- やっぱり味に飽きた
という個人的な感覚の変化もあり、定期購入するも徐々に余るようになっていきました。 炭水化物についても摂取を減らして行きたかったのですが、COMPはあくまで全栄養素を均一に摂るものなので糖質OFFのような食べ方ができないため、カロリーは少なくても糖質はそこまで減らせてなかったことも要因としてあります。
そして直近だとグルメ系の会社へ転職したことで、ますます食生活からはCOMPが遠ざかってしまいました(笑)
結論
COMPはユースケース次第では最高の食品だと思います。 自分のペースで食べれて栄養価も偏らずゴミも匂いも出ない。
普通の食事と比べたら味こそ劣るものの、今すぐ生活効率を上げたいという時には最高の選択肢の一つでしょう。 当面は在庫消費が続きますが、またいつか購入する機会があったらアップデートされたCOMPを試してみたいと思います。